当山は、明治31年札幌市中央区のすすきのに開創された禅寺であります。開創88年を記念して札幌市清田区北野に新寺を建立し本院をたてました。 本寺(本家に当るお寺)は、東海地方の名刹妙厳寺「豊川稲荷」であります。
本寺である妙厳寺は、今から700余年の昔、第84代順徳天皇の第3皇子たる寒巌義尹(かんがんぎいん)禅師より6代目の法孫である、東海義易禅師によって御開創された大寺院であります。千手観音を本尊と安置し鎮守として寒巌禅寺御感見の善神。豊川吒枳尼真天を祀り通称「豊川稲荷」と呼ばれ信仰されている。当寺はこの「豊川稲荷」分霊をお祀りして以来100余年を数え、信仰を集めております。また、天井に描かれた十二支それぞれを囲む大きな円は11個だけしかなく、札幌七不思議のひとつとされている